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東南アジア諸国連合(ASEAN)におけるビジネスと人権、環境、気候変動に関するASEAN政府間人権委員会(AICHR)地域協議会への参加

JaCERAICHRの招待を受け、2023年529()30()にクアラルンプール・マレーシアで開催されたAICHR主催イベント「ASEANにおけるビジネスと人権、環境、気候変動に関するAICHR地域協議会」に参加致しました。ASEANでは近年、環境権に関するASEAN地域フレームワークの策定が進められています。会合の概要及び所感は以下の通りです。

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  • アジア地域において、人権と環境問題は喫緊の課題であると受け止められており、AICHRを中心に地域枠組みの策定が急がれていることが分かりました。煙害(haze)が例として取り上げられ、国境を越えた環境問題の対応策の必要性やあり方について議論がなされました。

 

  • 本協議会は、実施目的の一つがEUの策定した環境と人権デュー・ディリジェンス(EHRDD)」のASEANにおける周知・浸透と環境権に関する地域枠組みへのインプットとされており、EUASEANの連携が強調されていました。

 

  • JaCERの取組について、分科会でモデレーターから説明を求められ、概要を説明しました。参加者からは、通報の主体やJaCERの中立性など様々な質問を受けました。また、分科会の全体報告では、JaCERがグリーバンス・メカニズムに関する好事例の一つとして言及されました。

JaCERでは、今後もこうした機会を通じて、アジア地域をはじめとするステークホルダーとのエンゲージメントを行い、実効性のある効果的な救済支援に活かしていく所存です。

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