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【報告】第8回JaCERラーニング・ラボ 「海外における人権尊重の分野でのイノベーションを通じた競争力の強化」を開催しました

2025826日(火)、JaCERはオンラインにて第8回ラーニング・ラボ「海外における人権尊重の分野でのイノベーションを通じた競争力の強化」を開催し、30名を超える会員企業の担当者・関係者の皆様にご参加いただきました。

 ラーニング・ラボは、会員企業に責任ある企業行動に関する最新の知見を共有し、実務に活かしていただくことを目的とした取り組みです。今回は、企業が人権尊重責任を「負担」ではなく「競争力強化の源泉」として捉える視点について、ラテンアメリカの事例を交えながら、元国連ビジネスと人権ワーキンググループメンバーでバルパライソ・カトリック大学ビンキュラー・センターチェアマンのダンテ・ペシェ氏、同センター・オペレーショナルマネージャーのイングリット・コッホ氏にご講演いただきました。

 お二人のご講演では、以下の点が強調されました。

  • ラテンアメリカの高リスク環境:労働権侵害、先住民への影響、森林伐採、環境被害、腐敗などが顕著であり、日本企業にとっても人権・環境デューデリジェンスの強化が必須。
  • 日本企業の課題:国際基準に沿った方針はあるものの、現地子会社での実施は不均一。文化・制度の違いやサプライヤー管理の脆弱さ、意思決定の遅さが障害となっている。
  • デューデリジェンスの教訓:人権リスクは机上の分析ではなく、地域の文脈やステークホルダーの声を踏まえて特定・管理する必要がある。
  • 浸透と透明性:人権を全社的なコミュニケーションの共通言語とし、説明責任と是正措置を通じて信頼を確保することが重要。
  • 推奨アクション:子会社での体制強化、企業文化の整合、サプライチェーンのトレーサビリティ確保、地域社会との対話、地元チームへの研修投資が不可欠。

 

JaCERでは、今後も会員企業の皆様に有益な情報提供と意見交換の場を提供してまいります。

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